犬の「トイレのしつけ」ってどうやるの?

子犬をお家に迎え入れたら、その日からトイレのしつけがスタートします。ここでは、トイレのしつけの方法について見ていきます。

どのくらいでトイレは覚えてくれるもの?

トイレのしつけの目処としては、一般的に1ヶ月くらいでできるようになると思ってください。それまでは楽しく辛抱強くトイレを覚えてもらうように努めます。

もしも、1ヶ月以上続けているのになかなか覚えてくれないという場合は、やり方に間違いがある可能性がありますので、神経をすり減らす前に専門のトレーナーに相談することをおすすめします。間違った方法でしつけをすることは、飼い主さんにとっても犬にとっても何のメリットもありませんので、気をつけてくださいね。

トイレの場所を決めましょう

しつけの前に、まずはトイレの場所を決めます。基本的に犬はトイレを「場所」で覚えるものです。なので、場所を固定させる必要があるということと、犬にとって安心できる場所というのがありますので、場所を決める3つのポイントをご紹介します。

1.生活空間から離れた場所にすること

犬は基本的に普段過ごしている空間や自分のテリトリーでは排泄をしません。自分の生活空間を清潔に保とうとする習性があります。そのため、トイレの場所は生活空間から少し離した場所に設置します。

2.物音の少ない落ち着いた場所に

人間に置き換えていただいても分かることですが、人通りが激しくて騒がしい場所にトイレがあったら落ち着いてできませんよね。犬も同じで、トイレの場所が騒がしいと気が散ってしまいます。トイレは物音の少ない落ち着いた場所を選びます。

3.トイレの境界線を明確に

例えば、トイレの場所にトイレ用シーツを置くだけみたいなのはNGです。これだと、犬にとっては、トイレとトイレじゃない境界線が見分けられないので、間違った場所でおしっこをしてしまう原因になります。トイレには囲いやゲージで明確な境界線をつけた環境にします。

トイレのしつけ3大原則

次に、トイレのしつけをするときに飼い主が心がけるべき3つの原則があります。これはトイレに限らず犬のしつけ一般にも通じる大事な部分です。

1.失敗させない

一番、多い失敗例が、ちょっと油断したすきに家のどこかにオシッコをしてしまいそれが習慣化するというパターンです。犬は一度でもオシッコのニオイが付いてしまった場所には、再びおしっこをする習性があります。なので、第一の原則は「失敗させない」ことです。

2.叱らない

失敗しても叱らならないでください。犬は叱られても意味を正しく理解できないのです。例えば、お家の中のどこかでオシッコをしてしまったとき、飼い主に叱られた犬は「オシッコをすることが悪い」と認識してしまうのです。「この場所だったから」とは認識しません。

そのため、トイレの失敗を理由に犬を叱ってしまうと、飼い主に隠れて排泄するようになり、しつけをすることがより困難になってしまいます。最初は大変かもしれませんが、トイレを覚えてくれるまで愛情を持って辛抱強く接することが大切です。

3.家族でしつけを統一させる

家族の中で、人によってしつけの方法が違うと犬が混乱してしまう原因になります。一人は甘やかして、もう一人は厳しくするなど、しつけの方法がバラバラにならないよう、家族で話し合いをしてルールを統一させておきましょう。

しつけの手順

それでは、具体的なしつけの方法について見ていきます。トイレのしつけは時間的な余裕が必要になります。最初のうちはじっくり時間をかけて行きましょう。

1.排泄のサインを観察する

子犬の状態でお家に迎え入れたときはハウスの中に犬を入れていると思います。まずは、子犬をじっくり観察して排泄をするときの仕草を見つけるところから始めます。特に、ゲージから出して遊んでいるときは、油断をしてどこかにオシッコをされないように気をつけてください。

個体差もありますが、犬が排泄をしたいときは、せわしなく鼻で床をクンクン嗅ぎ回ったり、クルクル回ったりします。観察していてちょっと変わった仕草を見つけたらトイレのサインを疑ってみてください。

2.犬をトイレに連れて行く

トイレのサインらしい仕草を見つけたら、犬を抱っこしてトイレのゲージの中まで運びます。中に入れたら大体10分くらい、様子を見てみてください。もし、排泄をしないようならハウスに戻して「1」からやり直します。

3.排泄が始まったら「トイレの合図」

犬は人の言葉を「単語」で覚えます。例えば、散歩に行く時に、「お散歩に行こうか」と話しかけて散歩をしていると、「散歩」という言葉を口にしただけで、しっぽを振って喜ぶようになります。

これと同じようにトイレをさせるときの合言葉を決めておくと、決められたタイミングにトイレに行かせることができるようになります。ちなみにウチでは「しー、しー」というのが合言葉です。トイレの最中はこの合言葉を犬に聞かせて、「合言葉が聞こえたらトイレ」というのを学習させます。

4.トイレが成功したら、褒めてあげる

無事にトイレで排泄ができたら褒めて上げましょう。ご褒美におやつをあげるのもOKですが、おやつがないと言うことを聞かない子になってしまうので、基本は「褒める」にした方が良いと思います。

このとき、何時に排泄をしたのか、最初のうちは時間を記録しましょう。記録を取ることで、次にトイレに行くタイミングが分かるようになるので、しつけを効率的に進めることができます。

トイレの頻度は、子犬の時期は1時間に1回、少し大きくなると2~3時間に1回など、個体差や成長段階によって異なります。また、トイレをしやすいタイミングとしては、朝起きた直後、食後、水分をとった後、運動中などがあげられます。このタイミングは気をつけるようにしてください。

5.自分からトイレに行くようにする

1~4の手順に慣れてきたら、犬を抱っこしてトイレに運ぶのではなくて、自分からトイレに向かうように誘導するようにしましょう。いつまでも、おんぶに抱っこだと、いつまでもトイレに連れてってくれるものだと思ってしまうので、少しずつ自立させます。

以上がトイレのしつけの手順です。

おわりに

いかがだったでしょうか?もしかしたら、忍耐が必要そうだから難しいかも、と思った方もいるかもしれません。

でも、可愛い子犬の時期というのは、とても短くてあっという間に過ぎてしまいます。後から振り返れば、あんな失敗やこんな失敗(笑)など、一緒に過ごした時期が良い思い出になるはずです。ぜひ愛情をもって楽しくしつけをしてくださいね。

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