犬のダニ予防

ダニは、犬の耳や内股、 肛門の周り、胸部など毛の少ない場所に寄生します。犬をなでていて、「あれイボかな?」と思ったらダニだったみたいなことはありませんか?ダニは、皮膚に噛み付いて動かずに血を吸う生き物です。ダニを見つけたら、無理に引っ張らずに動物病院で除去してもらいましょう。

ダニは、血を吸うときに、尖った口を皮膚に差し込んで唾液と一緒に分泌されるセメントのような物質で口を固定します。そのため、無理にダニをひっぱってしまうと、口の部分がそのまま皮膚に残ってしまい炎症や化膿の原因になるので要注意です。

ここではダニの代表格である「マダニ」を中心に、その予防や対策について見ていきます。

マダニってどんな虫?

マダニは、秋から冬にかけて卵が孵化し、春から夏にかけて活発に活動を始めます。彼らは、公園や草むらなどにいて近くに来た動物に飛び乗って寄生して血を吸います。

夏のお散歩中はダニが付きやすいので要注意です。

ダニは、何度か寄生と脱皮を繰り返した後、最後は、血を吸って体が大きくなったメスが地面に落ちて2,000~3,000個、卵を産み付けて生涯を終えます。

成虫で3~4mmくらいの大きさですが、血を吸って体がパンパンになると小指の爪ほどの大きさになります。ノミとは違って、皮膚の上を動き回ったりはせず、一ヶ所に噛み付いて動かずに血を吸います。

ダニの危険性

マダニは、皮膚のかゆみや炎症といった症状だけでなく、バベシア原虫などの寄生虫を媒介することがあります。バベシア症に感染すると、血液中の赤血球が破壊されて、発熱や貧血などを引き起こし、症状がひどい場合は愛犬が命を落とす危険もあります。

ダニを予防しよう

ダニは見つけてから対処するのではなく、あらかじめ予防することが大切です。

春や夏のお散歩中は、できるだけ草むらなどへ行くのを避けて、ダニに寄生される危険性を減らしましょう。

とはいっても、草むらが大好きな犬も多いので、どうしても行きたくなってしまうこともあるかもしれません。そういうときは、お散歩のあとにこまめにブラッシングをしてダニなどの害虫が付いていないかをチェックしましょう。

動物病院では、ダニなどの害虫を予防するための駆除薬を処方してもらえます。 駆除薬は定期的にもらえますので、薬を使ってダニが体に付いた場合でも早期に駆除することができます。

ペットショップやホームセンターなどでもノミやダニの様々な予防アイテムがあります。犬の体に滴下するスポットタイプや、 首輪、スプレー、電子駆除など様々です。

ダニは見た目が気持ち悪かもしれませんが、本当に怖いのは寄生虫を媒介されてしまうことです。愛犬にダニが寄生しないように普段から予防をこころがけておきたいですね。