犬の鳴き声の種類と意味

犬は言葉を話すことはできませんが、鳴き声で自分の気持ちを伝えようとしています。犬の鳴き声の意味が理解できるようになると、愛犬とのコミュニケーションをより深めることができますね。

ここでは、犬の鳴き声のパターンとそのときの気持ちの事例を紹介してみたいと思います。飼い主さんなら、すぐに心当たりのある状況が目に浮かぶかもしれません。

要求・おねだり

「ワンワンワン」(○○して!)
飼い主に向かって連続して吠え続けるときは、何かを要求しているときです。「お散歩して」「一緒に遊んで」「こっちに来て」などの場面でこのように吠えることがあります。
「キュンキュン」(○○してよ~)
同じ要求でも甘えが入ると鳴き声が変わります。ごはんやお散歩待ちのときにこの要求の鳴き声を聞くことがあるかもしれません。
「フンフン、ヒンヒン」(早く~!)
「待て」をされているときなど、何かを我慢しているときに気持ちの高ぶりをおさえきれずに出てしまう声です。
「キャンキャン!」(会いたかったよ!早くこっちに来て!)
大好きな人と再開したときなどに好きな気持を伝える鳴き方です。
「クンクン」(嫌だ、行っちゃダメ!)
飼い主が外出の準備をしているときなどにいなくなってしまうことを察してこのような鳴き方をすることがあります。
「ワン」(やめて!)
低いトーンで「ワン」と吠えるときは、「やめて」の合図です。状況によっては、「ウー」とうなることもあります。

嬉しい・楽しい

「ワンワン」(楽しいよ)
一緒に遊んでいるときなどに体を弾ませながら「ワンワン」とリズムよく鳴くのは 「楽しいよ」の意味です。
「ウーッ」(!!)
おもちゃなどで遊んでいるときに、興奮して無我夢中になってしまい出てしまう声です。

警戒・警告

「ワンワンワンワン!」(不審者だ!近づくな!)
知らない人が来たときなどに、まくしたてるように吠え続けるときは、警戒を知らせる合図です。
「ウーッ」(やめろ、攻撃するぞ)
嫌なことをされたときや見知らぬ人が近付こうとしているときに歯をむき出しにして、警告を伝える声です。

痛み・苦痛

「キャン」(痛!)
飼い主がうっかり足を踏んでしまったときなど、何かの拍子で痛かったときの鳴き声です。
「キャイン!キャイン!」(痛いよ!痛いよ!)
このような鳴き方をするときは痛みがひどいときの合図です。こういうときは動物病院で診てもらいましょう。

不安・寂しい

「クーン」(かまってほしいな)
かまってくれなくて寂しいときにおねだりを込めた鳴き声です。
「クーン」(不安だよ、怖いよ)
落ち着きなく震えながら「クーン」と鳴いているときは、不安や恐怖を伝えています。病院に通っているときなどで待合室にいるときにこういう鳴き方をすることがありますね。

存在をアピール

「ワン」(ねぇ、こっちを向いてよ)
飼い主に注目してもらいたいときなどに1回だけ「ワン」と鳴くことがあります。
「アオーン、ワオーン」(ここにいるよー)
これはいわゆる遠吠えです。仲間に向かって自分の存在を伝えるときの犬の習性です。

鳴き声はボディランゲージと合わせて理解しましょう

「ワン」という鳴き声ひとつとってみても、いろんな気持ちがあることが分かりますね。傾向としては、高いトーンのときは友好的な気持ちを、低いトーンのときは敵対的な気持ちを表しています。

犬の気持ちをより深く理解するためには、鳴き声と合わせてその場の状況や
しっぽや体を使ったボディランゲージも合わせて見るようにしましょう。

無駄吠えに注意

鳴き声で愛犬の気持ちが理解できることは良いことですが、愛犬が吠えたからといってすぐにかまったり、その要求に応じてはいけません。なぜなら、それをしてしまうと犬は、「吠えれば良いことがある・要求が通る」と学習してしまい無駄吠えの増長を引き起こしてしまうからです。

犬が吠えているときは、それには反応せず「待て」「おすわり」などの声をかけをして、それができたご褒美として要求に応じてあげるという形を取りましょう。