犬のブラッシングの仕方

ブラッシングというと毛の「お手入れくらい」の感覚で考えている方も少なくありませんが、ブラッシングにはいろんなメリットがあります。特に健康状態のチェックという役割は重要です。

人間なら顔色が悪ければすぐに気が付くこともできますが、全身が毛で覆われている犬の顔色を見ることはできません。言葉を話すことのできない愛犬の健康状態をチェックするためにも定期的なブラッシングを心がけましょう。もちろん、毛の長い子だけでなく短い子にも有効です。

ブラッシングにはこんなにメリットがあった

ブラッシングは「お散歩」と同じくらい重要なものと言っても過言ではありません。下記のようなさまざまなメリットがあります。

毛玉の防止

特に毛の長い子は、摩擦の多い体の部分などに毛玉ができやすいです。毛玉は放って置くと、皮膚病の原因になることもありますので、普段からお手入れをしておきたいですね。

ホコリや汚れの除去

毛が長い子、カールがかかっている子は、ホコリや小さなゴミなどが毛にからみやすくなります。ブラッシングは、ホコリや汚れを除去し、体を清潔に保つためにも有効です。

抜け毛の除去

春の換毛期になると、抜け毛が大量に発生します。このタイミングでブラッシングの必要性を感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか?ブラッシングには、毛の抜け替わりをスムーズにする役割もありますので、部屋に大量の抜け毛が落ちるのを予防できますね。

皮膚の血行促進

ブラッシングで適度に皮膚を刺激してあげることで、皮膚の血行が促進されます。これによって皮膚の新陳代謝が活性化されます。

皮膚異常の早期発見

ブラッシングをしていると、普段、毛で覆われていて見ることの少ない皮膚の状態をチェックできます。炎症や湿疹など皮膚に異常があったときに早期発見できます。

ノミやダニの予防

ペットに起こりやすい問題としてノミやダニがあります。ブラッシングをしていると、ノミが跳ねたり、ダニが皮膚に付着しているのを早期に発見することができるので、寄生虫を介した感染病などの予防にもつながります。

スキンシップ

ブラッシングは何よりも飼い主と犬のスキンシップの大事な時間になります。犬の健康状態を見ながら犬と過ごす時間を大事にしていきましょう。

ブラッシングの方法

このようにいろんなメリットがあるブラッシングですが、具体的にどんな風にやったら良いのでしょうか?犬の毛並みなどによって細かいやり方は異なりますが、ここでは一般的な方法について見ていきましょう。

おすすめはスリッカーブラシ

スリッカーブラシ

スリッカーブラシは、毛並みを整え毛玉防止を目的としたブラシです。犬種を問わずどんな子にでも使用できるので持っていて間違いはありません。クシの硬さによってハードスリッカーとソフトスリッカーの2種類がありますが、柔らかめのソフトスリッカーがおすすめです。

やり方としては、ブラシを使って毛の根元から毛先に向かって、毛並みに沿ってブラッシングします。このときに、手で上毛をかき分けて皮膚の状態もチェックします。ブラシは強く握りしめて持つと力が入りすぎてしまい、皮膚を痛めてしまうことがあるので、エンピツを持つような感覚で軽く持つのがコツです。

また、毛並みに逆らって「逆なで」すると犬が嫌がるので逆なではしないでくださいね。鼻や目、口といったデリケートな部分をブラシで傷つけないようにブラシを動かす方向にも気をつけてください。

仕上げにコームで毛並みを整えましょう。

コーム

スリッカーブラシで一通りブラッシングが終わったら最後にコームと言われるクシを使って毛並みを整えて終了です。

ブラッシングの頻度

ブラッシングは、できれば毎日お散歩から帰ってきたタイミングなどにやるのが理想です。でも、なかなか時間が取れない場合は週末だけでも良いと思います。1日10分くらいを目安に定期的なブラッシングをしてあげましょう。

褒めることも忘れずに

最初のうちは、少しブラッシングをしたら褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、犬にとってもブラッシングが楽しいものだと認識してもらえるようになります。

メリットの部分でもお話しましたが、ブラッシングは犬と飼い主とのスキンシップ、コミュニケーションの時間でもあります。この時間をお互いに楽しく過ごせるようにすることが継続するためのコツですね。